数ヶ月前にみたこのビデオが頭から離れない。
いろいろと考えていたこの時期にまたピッタリと僕の携帯のディスプレイに流れて来たので訳そうと思いました。

もう少しで34歳になるのですが、また少し人生全体で何をしたいのか、何を成し遂げたいのかをもっと真剣に考える刺激的なビデオでした。

訳し終わって動画を編集しようと思ったらもう訳している心強い方がいましたので彼女のビデオを変わりにここに紹介いたします。私が訳したものと少し表現が違うのですが同じ気持で訳されたのだと思い、私の翻訳テキストもここに載せます。

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僕には422人の友達がいるのに、孤独です。
彼らと毎日話すけど誰も本当に僕を知らない。
問題なのは彼らと僕の間にある。
彼らの目を見るか、スクリーンの名前を見るか。
一歩逆に進み、目を開けた。
周りを見て気がついた
「ソーシャル」と呼ぶこのメディアは何もソーシャルではない。
パソコンを開ける瞬間、外の世界を閉ざしてしまう。
このテクノロジーはすべて幻覚にすぎない。
コミュニティー、交際、仲間意識、
この妄想のデバイスから離れると
混乱した世界に目を覚ましてしまう。
情報が貪欲でリッチなバカやろうに売られる、
テクノロジーの奴隷になってしまった世界に
目覚める。
自己中、セルフイメージ、自己プロモーションの世界。
自分の良いところだけをさらけ出し、本当の気持ちを隠す場所へ。
「いま」の体験を共有して幸せを感じているのに
その場所に誰もいなかったらどうでしょう。
必要とされる友達の元へいきましょう。自分もそうされるように。
しかし、グループメッセージで済ませしまえばだれも来ません。
ソーシャルな孤立に気づいていない振りをして
発信するものを編集し誇張する、
いいねを渇望する人達なのです。
誰も聞いていないのかもしれないのに
生活が輝いているかのように見えるまで
言葉を並べ変えていく。
一人でいることは問題ではないと強調させてください。
本を読み、絵を描いたり、運動をすることは
単に自分を高め、生産性をあげているだけではなく
時間を有意義に使っている証拠です。
社会から離れ、控えていることではないのです。
ですから人前にいるとき、孤独を感じてしまったら
手を頭の上に置き、携帯から離れてください。
スマホのメニューやコンタクトリストを見る必要はありません。
人と話せばいいのです。共存することを覚えてください。
電車の中の沈黙が堪りません。
狂った人に見られるのが怖いが為、会話をしません。
目を見て話すことに物足りなくなった私たちは
反ソーシャルになってしまいました。
ロボットみたいな生活をする私たちを
生まれたときから見ている子供達に囲まれています。
それが普通になってしまっているのです。
iPad無しで息子を楽しませられないのなら
世界一のパパにはなれません。
私は子供のとき、ほとんど家にいなかった。
外で友達と遊び、自転車をこぎ回っていました。
ズボンには穴が空き、膝にはかすり傷がいっぱい。
時には木の上にクラブハウスを作ったりもしました。
いまの公園は静かすぎて怖い。
外には子供がいなく、ブランコが止まったまま。
スキップも、缶けりも、鬼ごっこもしない。
スマートな携帯を持った大バカの世代になってしまいました。
ですので、携帯のスクリーンを消し、視線を上げてください。
見渡してください。一日を存分に楽しんでください。
ひとつの繋がりがすべてを変えるのです。
その場所に実際に「いる」ことであなたの世界は変わる。
彼女の視線を受け止める為に、そこにいてください。
愛を感じたその瞬間を永遠に忘れない為にも。
彼女が初めてあなたの手を取り、唇をキスした瞬間を。
初めて大げんかをし、それでも彼女が好きなのを感じた瞬間を。
一人とだけその時間を共有したいその時があるため、
世界中の人にあなたが今何をしたのかを伝えなくても
良くなるのです。
指輪を買う為にパソコンを売ったその瞬間。
あなたの夢の人がリアルな人になったからです。
家族を作りたいを思ったその瞬間。
娘を初めて手に取り、また恋に落ちたその瞬間。
休みたいのに、一晩中起こされるその瞬間
そして彼女が巣から旅立つ日に流す涙を拭くとき
あなたの可愛い娘が今度は自分の赤ちゃんを連れてきてくれるそのとき
そして彼があなたのことをおじいちゃんと読んで、老けたなと思ったとき
人生に真剣に注目しすべてを受け入れたそのとき
下を向いてその発明品にその時間を無駄にしなかったと喜んでいるとき
妻の手を手に取り、彼女のベッドの隣に座ったとき
愛してると呟いて、彼女の額にキスをしたとき
彼女の最後の心拍とともにあなたの耳に何かをささやく
あの道路で迷子になっている男性に呼び止められてラッキーだったと
でもこのすべての「とき」は存在しない。あなたには何も起こっていない
下ばかりを見て忙しくしていると、どんなチャンスを逃しているのかが分かりやしない
なので、ディスプレイを消して携帯から視線を上げてください。
生きる日数、実在する時間は限られているのです。
ネットにとらわれたまま時間を無駄にしないで
最後の時間になったとき一番辛いのは後悔なのだから。
私もこのマシーンの一部になってしまった
聞かれるが見えないデジタル世界で
私たちは歩きながら書き、話しながらチャットをする
視線を合わせず何時間も共にする世界に。
ブームばかりを追う生活に人生をあげないでください。
人にいいねを渡すのではなく愛を渡してください。
人にフォローされ、定義されることを望む人生から接続停止してください。
世界に飛び込みそういった困惑を忘れ去ってください。
ディスプレイを消して携帯から視線をあげてください。
このビデオを見るのを止め、人生をリアルに体験してください。

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