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キンデルに通うようになってから、何かとお金についての質問が多くなった長男。
5歳の子供にお小遣いは早すぎるかなと悩んだのですが、彼の周りのお友達は自分で自由にできるお金を持ってる子が大半でした。
息子の幼馴染たちが1000ペソのお札をポケットから出し
「これ貰ったんだよ~無くなったらまたもらえるからあげようか?」
と話してる状況に違和感を感じ、息子がこれが当たり前だと思う前にお金について経験を通して学んで欲しいと思いました。

ですが、お小遣いをもらう→買う→無くなる、の流れだけでは工夫が足りない。何か別の方法があればと模索している時に夫の友達の小野寺愛さんが書いた、Spend, Save, Shareの貯金箱の記事を見つけました。
この方法なら、もらったお金は全部自分のものでは無く他人のためにも使うと教えられると思ったので、早速やってみることにしました。
やり方はもらったお小遣いをSpend(つかう)、Save(ためる)、Share(寄付する)の3つの貯金箱に分ける事です。
お兄ちゃんがお小遣いをもらうとなると、何でも一緒がいい三歳の弟が黙っているはずもなく、2人の日頃のお家でのお手伝いのご褒美という名目で、お兄ちゃんは週に500ペソ(約100円)、弟は250ペソ(約50円)。
お兄ちゃんの方がお手伝いの範囲が広く、弟の着替えの手伝い、末弟のオムツ替えもやってくれているので金額が上なのには納得してくれました。

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子供達への説明は愛さんの記事を参考にさせていただきました。次男が幼いので今は2人で1組の3S貯金箱にしました。2人のお小遣いを合わせると750ペソになります。300ペソをSPEND(つかう)の貯金箱に、300ペソをSAVE(ためる)の貯金箱に、150ペソをSHARE(寄付する)の貯金箱に入れました。

SPEND

SPEND(つかう)の中身は、兄弟で何に使うのか決めていいことにしました。
弟はりんごを買うといって楽しみにしてます。
兄の方はブロックが欲しいからずっと使わずに貯めていくと言っているので、2人で相談して決められたらいいなと思います。

SAVE

SAVE(ためる)の中身は、使う時にパパとママと相談することにしました。
が、皆んなへのクリスマスプレゼントを買うために使うと言って張り切っています。
チリでは大人も子供もクリスマスプレゼントをもらいます。
その年お世話になった人に渡したりもするので、個人単位のお歳暮のようです。

SHARE

SHARE(寄付する)の中身は、必要としてる人のために使う。
ここバルパライソ州では山火事が多く、その度にスーパーなどで募金を呼びかけたり、街中に物乞いをしてる人や、余興の報酬にコインを求める人も日常的に見られ、お金をあげる行為が身近なので、子供にも分かりやすかったようですが、どういった時にお金を渡すのが正しいのかの見極めは親の自分でも分かりにくいので子供に教えていくのは難しく感じました。
経験を通して自分達でお金の仕組みについて考えるようになって欲しいと願ってます。
子供達と一緒に私もお金についてのお勉強なわけですが、ママの固い頭の方が柔らかくするのが大変そうです。
 
余談ですが、
長男に
「ママはいくらおこずかいをもらっているの?」
と聞かれました。
「ママはお小遣いないんだよ」
と答えると。。。
「毎日、ご飯作って、お掃除して、お皿洗って、毎日同じことをしてママかわいそう、つまんないでしょ?ぼく同じことばかりやるのはつまんないよ。お手伝いがんばるね」
と言われました。子供はよく見てるんですね。
いつも無報酬でやっていたお手伝いにお金が絡むと、これからどう変わっていくのか、ちょっとドキドキします。

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Paraguaya-Japonesa radicada en Chile, madre de tres niños, en crianza multicultural.