前回の記事で話した通り、Prince Eaさんの新しいビデオを通して人種や国籍について深く考えさせられました。
日本でも起きている様々な差別問題を直視し、問題の根本であるこのラベルを意識するだけで社会は生活しやすくなるのかもしれません。以下にビデオに字幕を付けましたので紹介いたします。
★字幕が見えない場合、ビデオ内のCCボタンを押してください
字幕テキスト
わたしは
黒人ではない
社会は私をそう呼ぶけど
でも「私」ではない
母から生まれたばかりの私は
「皆さんこんにちは!黒人です!」
なんて言いながら生まれていない
違いますわたしは黒人だってことを
教わされてきました
あなたも私を黒人と呼ぶんだってことも教わされた
あなたも何人なのかも誰かに教わってきた
それはただのラベルにしか過ぎない
気づきましたか
私たちはこういうラベルを強引に貼られてきた
いずれそのラベルを全て飲み込んでしまうんです
それを消化して 受け入れてしまい
二度と疑わなくなってしまうんです
これには大きな問題が潜んでいます
ラベルというのはあなたじゃないし
私じゃないんです
ラベルというのはラベルにしか過ぎないんです
本当の私たちはこの肌の下にいるのです
私が車を運転したとしよう
車を「私」と間違える人はいない
私の体を運転したとき
その体を「私」と間違えますか?
「私の」体なのです
わかりますか?
「私」ではないのです
これをもう少し噛みくだこう
私たちの体は私たちが
乗り回している車のようなもので
この車ディーラーである社会が
私の車をブラックモデルと呼ぶ
あなたのは英国モデル
またはホワイトモデルと
試験運転なしの年利0%の頭金なしで
選択権もなくこの車を強制的に一生使うことになった
乗り回す車を自分と定義することには
すまないが プライドもロジックも感じない
なぜならば、本当の私たちはその中にいるからなのです
聞いてください
遺伝的に全人類がミックスだっていうことを
科学が証明したなんて言いに来た訳ではない
人種というのは妄想でしかないことも
どの歴史家も知っている通り
「人種」というのは15世紀に作られ
お互いを分裂させるために作られ
成功したことも
そんなことを講演しに来た訳ではない
ひとつだけ聞かせてください
社会があなたにラベルをつけなかったら
あなたは誰ですか?
選択ボックスにXをつけるところがなければ
どうしますか
白人ですか
黒人ですか
メキシコ人
アジア人
ネイティブアメリカン
中東の人
インド人
違う
私たちはひとつになるのです
共に生きれるんです
間違った社会の中で生きていかなくてもいいんです
人間に
黒い人
白い人と呼ぶような間違いを
このラベルは私たちを永遠に盲目にし
その人が誰なのかを見えなくしてしまう
ラベルがあるからその人をすぐに非難し 決めつけ
不自然な思い込みのフィルターをかけてしまう
その不自然なフィルターで自分を定義させてしまったら
そのときはね、偉大さよりも小ささを選んでしまい
自分が制限されてしまうんだよ
自己を閉じ込められ 区別される
そして区別されるところには争いが生じるのは
まぎれもない真実なのです
また その争いは戦争を起こしてしまう
ということは 戦争の根本にあるのは
このラベルなのです
いつも私たちVS彼らなのです
ですので戦争 レイシズム
セクシズム「私たち以外」イズム
に対しての答えはシンプルすぎて
私たちの政治家はみんな見逃してしまった
ラベルのせいなんです
剥がさなければいけないのです
面白いですよね
赤ちゃんはレイシストとして生まれず
隣の赤ちゃんが泣けば自分も泣く
肌の色も文化もジェンダーも構わず
奥深くでは繋がっていて
お互いを助けなければ
ならない証拠なのではないでしょうか
それが私たちのミッション
それは私の意見ではなく
このフィクションを売ってきた
社会の中の真実なのです
お願いだから聞いて
これを見る半分の人がが
このメッセージを否定し
抵抗し 矛盾を感じるように
ラベルは私たちの目を歪むことしかしない
でも覚えておいてください
毛虫もそうだったように
さなぎの殻を破り
素晴らしい蝶々になる前は
このラベルは私たちの殻だし
同じことをしなければならない
そうしたらやっと
羽ばたくことができるのです
人間というのはスーパーの商品のように
ラベルを貼られるためにできていないのです
DNAをFDAが取り締まってはいけないのです
私たちは自由なはずです
このラベル全てを剥がして
生き方と考え方をその限られたスペースから脱出すれば
私たちは真の自分とあなたを自由に
見ることができるようになるのです
About the author / 作者について
Chileno-Japonés trabajando siempre en acercar más Japón a Latinoamérica y viceversa. 南米と日本を繋ぐ仕事をしています。
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