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最近、1歳9ヶ月の息子のイヤイヤ期が本格的になって来ました。「いや」と言えないので、「ノー」と反撃します。日によっては一日中「ノー!」の嵐です。
途方に暮れて、アドバイスを聞きに言った事もあります。
この時期には可能な限り要求に沿ってあげるのが大事で、何事も片目をつぶってあげてください、と言われました。
自己肯定感を形成するには、自我を出し切って、尚、受け入れられていると感じる事が良い成長につながるのだそうです。
しつけは4歳からでと間に合うとも言われました。
どれもはじめて聞く事ばかり、母国ではこの位からイヤイヤはわがままの一種だと捉えられて、叱られるのは当たり前、時にはお尻をペンペンされてる姿も見られます。親の立場は絶対的な存在で、親が子に沿うというよりは、子が親の考えに沿って育つと言えるかも知れません。
育児に関する習慣の違いは日本で生活する外国人家族からも良く聞きます。当人は良いと思っていても、自国の家族から育児方法が間違っていると指摘され戸惑うことも多くあります。
育児方針の違いに困惑しているのは、親だけでは無く祖父母の立場からでも同じなのかもしれません。
親になって初めて、周囲の人に迷惑をかけて、助けてもらって成長したという事をひしひしと感じるようになりました。
息子は時々歩道に寝転んでこちらの反応を伺ったり、大声で泣き叫んだり、立ち止まって動かなくなったり、毎日が知恵比べの根比べです。
最近になってやっとそういう時も本人の気が済むまで待ってあげられるようになりました。時間に余裕を持って出かける事で自分にゆとりができて、そういう時は子供も落ち着いてる事がわかってきました。へその緒は切り離されても、母子の気持ちのつながりはまだ続いているように感じます。
文化の違った場所での育児は戸惑いも多いですが、色々な育児方法を学んでその中から自分達にあったやり方を選択できる自由がある環境はとても恵まれていると思います。
これからも、子供達一人一人にあった方法を探っていきたいです。
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Paraguaya-Japonesa radicada en Chile, madre de tres niños, en crianza multicultural.